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2025年 ヴォーリズ建築文化ネットワーク全国大会 

毎年恒例の「ヴォーリズ建築文化ネットワーク(VNW)全国大会」と関連行事、今年は6月21〜22日に開かれ、軽井沢ナショナルトラスト(KNT)からも会員2名が参加しました。


名古屋市東区の日本福音ルーテル復活教会を会場にした大会では、団体としての年次総会に続き「ヴォーリズさんの祈りと教会建築」をテーマのシンポジウムが開かれました。


日本福音ルーテル復活教会は1953年竣工、2022年に耐震補強を含む大規模修繕工事が行われており、この日のシンポジウムではヴォーリズなど歴史的建築物の継承をめぐり、さまざまの活発な議論が行われました。全国各地にあるVNW加盟のボランティア組織が学校や教会などのヴォーリズ作品の保存活用にあたっていて、今年は約30の団体が参加しました。


2025年はウィリアム・メレル・ヴォーリズが1905年に来日してから120年の節目の年。ヴォーリズは同年夏に軽井沢を訪れており、以後、晩年までほとんど毎夏を軽井沢で過ごして当地に多くの作品を残しました。交流会の場でKNTからは、1920年代にヴォーリズ夫妻の別荘として建てられ、長く「浮田別荘」として知られていた旧軽井沢の山荘が、2年前に新たなオーナーの手で蘇ったこと、そのプロセスでKNTが果たした役割についても報告をして、参加者たちの注目を集めました。


20年ほど前に始まったVNWの活動には、草創期からKNTも深く関わっていて、第1回(2007)と第10回(2016)の全国大会は、KNTが主催者として軽井沢で開かれたこともあり、参加団体からは「次の軽井沢開催が楽しみ」という声も聞かれました。




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